ヨーロッパ人はたくさん休んでいるのにどうして経済が発展するのか
ヨーロッパの人々の生活を聞いていると、日本に生まれたのが悔しくなるくらい優雅です(笑)
朝10時から仕事をはじめて、お昼は2、3時間ほど休憩をとる。もちろんその間にお昼寝も。そして16:30には仕事は終わり。
夏休みは1か月ほどあり、残業はほとんどなし。
でも、これでどうして経済が成り立つのだろうかと思いませんか?
日本でこれをやると、あっというまにホームレスになりそうな気がしませんか?
それでも不思議なことに、国民一人当たりの生産量を見てみると、日本人を上回っている国が多いそうなのです。
この原因のひとつに、日本人は生産性のない会議や営業に時間を費やしすぎているという点があります。
日本はとにもかくにも「和」を大切にする国。
「和」のためには無駄と思える時間も労力も惜しまない。
個ではなく集団を大切にするので、結果として無駄な時間がたくさんあるというのです。
対してヨーロッパの人々は「働くために生きるなんてとんでもない。生きていくために少し働くだけだ」という意識です。
集団ではなく、個を大事にする。
だから短い時間でがつっと集中し、仕事以外の無駄な時間は一切とらない。
その結果、よく遊び、よく眠り、よく食べて、よく楽しんでいても、しっかり経済もそれなりに発展しているのです。
むしろ、そのほうが頭もよく働き、独創的なアイデアも出るのでよいくらいですよね。
連日疲れ切った体と脳に鞭打って、ふらふらと出社して、そのうちうつ病になって療養休暇へ。。。
これでは経済が発展するどころか、本人もかわいそうですし、全体としての利益もマイナス。
どうしてそこまでなるまでに、休養をとって自分をいたわらないのでしょうか。そこが日本人の日本人たるゆえんなのかもしれません。
ぎりぎりの極限までやる。
やらないと恥ずかしい。認めてもらえない。そして倒れる。
もっと自分を大切にし、効率的に働ける環境を作っていってほしいものですが、日本の社会はまだまだ変わるのに時間がかかるでしょう。
雇われのサラリーマンではなく、自分の力でお金を稼ぎ、自分ですべてをコントロールできるというのはその点でも魅力ですね。